2013年 02月 11日
節分にサンタフェとチマヨの奇跡の教会を訪ねて(1)
こんにちは。 節分には豆まきをされたり恵方巻を食べたりされましたか?
そして旧正月を迎えましたね。 チャイニーズ・ニューイヤーを祝いに、チャイナ
タウンにおいしい飲茶でも食べに行きたい気分ですね♪
2月1日から3日まで、サンタフェに2泊3日で一人ショートトリップしてきました。
サンタフェといえば宮沢りえちゃんで一躍有名になりましたが(笑)、個人的に
ずっと憧れを感じている場所でもありました。 ニューメキシコへの初めての旅と
なります。
サンタフェは「アメリカの宝石」と呼ばれていますが、それほど美しい街並みなの
でしょう。
またサンタフェのスペイン語の正式名称はもっと長い名前なのですが、「アッシジ
のフランチェスコの聖なる信仰に忠実な王都」という意味になるのだそうです。
アッシジとサンタフェ、こんなに離れているのになぜ?と意外でしたが、スペイン人
がこの地に侵攻してきて、聖フランシスコ大聖堂を中心としたサンタフェの街づくり
をしたことに由来しています。
アッシジの聖フランチェスコ(フランシスコ)はわたしもとても好きな聖人で、アッシジ
には数年前に一度だけほんの少し立ち寄ったことがあります。
聖フランチェスコは誰も彼の説教に耳を傾ける者がいない時に、小鳥たちを相手に
説教をしたと言われています。 この有名なシーンはよく小さな額絵になっていて、
観た方も多いかとおもいますが、わたしも大好きなエピソードです。
今回は寒い時期ということ(雪もアリ!)、また非常に短い滞在なのであまり欲張ら
ずに、主に目的を2つに絞って出かけました。
ひとつはサンタフェから少し行ったチマヨという小さな村にある、奇跡の砂で有名な
教会を訪ねること、そしてもうひとつは大好きなジョージア・オキーフの美術館を
訪ねることです。
2月2日は「インボルグ」といって、妖精の国アイルランドやケルト文化圏で広く
伝わっている立春祭で、厳しい冬の邪気をはらい、眠っていた精霊たちを迎える
大切な日にあたります。
精霊たちの眠りを覚ますのは、炎を司る女神ブリジット。 インボルグは女神ブリジット
に捧げられたお祭りであり、霊感と豊かさを約束してくれる日でもあるそうです。
こちらが女神ブリジットのカード。 「女版大天使ミカエル」と言われるほど、パワフルな
エネルギーで守護してくれるそうです(両手の中にシンボルの炎を携えています)。
節分はまさに冬から春への季節の変わり目ですね。 そして、昔から季節の変わり目
には邪気(鬼)が生じると考えられており、それを追い払うための行事が各地で行われ
てきました。
日本の節分では豆をまいて邪気をはらいますが、インボルグは炎を司る女神ブリジッ
トにあやかり、火を焚いて邪気をはらいます。 こうして浄化することで、春からの豊かな
実りがもたらされると考えられてきたようです。
(また2月2日はキリスト教でもキャンドルマスといって、聖母マリアの清めの日とされて
いたり、アメリカでは他にもグラウンドホッグデーとしても知らせています)
わたしの大好きな、とっても美しいメジュゴリエのマリア様。
わたしは女神ブリジットとの結びつきも強いと言われることが多くて、それでずっと気に
なる存在ではありました。 なので今年あたりはぜひ、ケルト文化ゆかりの地である
イギリスやアイルランドのほうを訪ねることができたらいいなと願っています。
前置きが長くなりましたが、サンタフェへ行く場合ほとんどの人は大きなアルバカーキ
空港を利用しますが、さらにサンタフェ市内へ近いところに、ぐっと小規模になりますが
サンタフェ空港があります。
LAからは本数は非常に少ないのですが、このサンタフェ空港へ直行便が出ているので、
今回わたしはサンタフェ空港へ乗り入れる小さな飛行機を利用しました。
ひとり旅をする時は、シャスタやセドナの時もそうでしたが、いつも現地の日本人の
ガイドさんを探してお願いすることにしています。 サンタフェ空港でガイドさんにピック
アップしてもらい、ホテルへまずは向かいます。
今回はまだまだ非常に寒い時期なので、どこにでも歩いていきやすい、便利な場所の
ホテルを選びました。 部屋には小さな暖炉もあって、なかなか快適でくつろぐことが
できました。
サンタフェらしい雰囲気いっぱいの部屋。
本当に勉強不足でうっかりしていたのですが、暖かいイメージのあるサンタフェですが、
ガイドさんのお話では、実は標高が富士山の5合目よりも高いところに位置するほど、
かなりの高地にあるとのこと。 なので初日は日ごろの運動不足もあってか、わたしは
ちょっと頭痛がしたり、息苦しい感じがありました。 空気が若干薄いのは確かだった
ようです。 でもちょっと情けないですよね。。
ホテルでしばらく横になって1時間ほど眠ったら、少しラクになりました。
サンタフェ市内には3つの有名な教会があります。 まずはそちらを順番に歩いて回る
ことにしました。
最初に向かったのはホテルからも一番近い、街のランドマーク的存在の聖フランシス
大聖堂。
スペイン人がサンタフェにまず最初にこの大聖堂を作ったというだけあって、堂々たる
風情で貫禄があります。
大聖堂の前庭には、聖フランチェスコの像はもちろんのこと、興味深かったのはネイ
ティブ・アメリカン初の聖人の女性像も置かれていたことです。
中に入ると、ステンドグラスから祭壇までかなり豪華な作りになっていて、さらにまるで
天上界から降り注いでくるかのような美しい賛美歌が神々しく響き渡り、一気に自分の
体が上に引っ張り上げられるようで一瞬目まいがするほどでした。
正面祭壇の右手奥のスペースには十字架のイエスの像が。
イエスの足元で涙を流し悲しみにくれるマグダラのマリアの姿に特に目を奪われました。
正面祭壇の左手奥のスペースには、聖母マリアのステンドグラスが。
わたしたちがよく目にする白っぽいマリア様とちがい、サンタフェのほうではこういった
姿で描かれるマリア像をたくさん目にしました。
またこの大聖堂では特にスタンドグラスから射し込む光と、そのカラフルな影の美しさに
すっかり魅了されてしまいました。。
思いがけず長くなってしまったので、他の2つの教会については次の日記でご紹介
します。
そして旧正月を迎えましたね。 チャイニーズ・ニューイヤーを祝いに、チャイナ
タウンにおいしい飲茶でも食べに行きたい気分ですね♪
2月1日から3日まで、サンタフェに2泊3日で一人ショートトリップしてきました。
サンタフェといえば宮沢りえちゃんで一躍有名になりましたが(笑)、個人的に
ずっと憧れを感じている場所でもありました。 ニューメキシコへの初めての旅と
なります。
サンタフェは「アメリカの宝石」と呼ばれていますが、それほど美しい街並みなの
でしょう。
またサンタフェのスペイン語の正式名称はもっと長い名前なのですが、「アッシジ
のフランチェスコの聖なる信仰に忠実な王都」という意味になるのだそうです。
アッシジとサンタフェ、こんなに離れているのになぜ?と意外でしたが、スペイン人
がこの地に侵攻してきて、聖フランシスコ大聖堂を中心としたサンタフェの街づくり
をしたことに由来しています。
アッシジの聖フランチェスコ(フランシスコ)はわたしもとても好きな聖人で、アッシジ
には数年前に一度だけほんの少し立ち寄ったことがあります。
聖フランチェスコは誰も彼の説教に耳を傾ける者がいない時に、小鳥たちを相手に
説教をしたと言われています。 この有名なシーンはよく小さな額絵になっていて、
観た方も多いかとおもいますが、わたしも大好きなエピソードです。
今回は寒い時期ということ(雪もアリ!)、また非常に短い滞在なのであまり欲張ら
ずに、主に目的を2つに絞って出かけました。
ひとつはサンタフェから少し行ったチマヨという小さな村にある、奇跡の砂で有名な
教会を訪ねること、そしてもうひとつは大好きなジョージア・オキーフの美術館を
訪ねることです。
2月2日は「インボルグ」といって、妖精の国アイルランドやケルト文化圏で広く
伝わっている立春祭で、厳しい冬の邪気をはらい、眠っていた精霊たちを迎える
大切な日にあたります。
精霊たちの眠りを覚ますのは、炎を司る女神ブリジット。 インボルグは女神ブリジット
に捧げられたお祭りであり、霊感と豊かさを約束してくれる日でもあるそうです。
こちらが女神ブリジットのカード。 「女版大天使ミカエル」と言われるほど、パワフルな
エネルギーで守護してくれるそうです(両手の中にシンボルの炎を携えています)。
節分はまさに冬から春への季節の変わり目ですね。 そして、昔から季節の変わり目
には邪気(鬼)が生じると考えられており、それを追い払うための行事が各地で行われ
てきました。
日本の節分では豆をまいて邪気をはらいますが、インボルグは炎を司る女神ブリジッ
トにあやかり、火を焚いて邪気をはらいます。 こうして浄化することで、春からの豊かな
実りがもたらされると考えられてきたようです。
(また2月2日はキリスト教でもキャンドルマスといって、聖母マリアの清めの日とされて
いたり、アメリカでは他にもグラウンドホッグデーとしても知らせています)
わたしの大好きな、とっても美しいメジュゴリエのマリア様。
わたしは女神ブリジットとの結びつきも強いと言われることが多くて、それでずっと気に
なる存在ではありました。 なので今年あたりはぜひ、ケルト文化ゆかりの地である
イギリスやアイルランドのほうを訪ねることができたらいいなと願っています。
前置きが長くなりましたが、サンタフェへ行く場合ほとんどの人は大きなアルバカーキ
空港を利用しますが、さらにサンタフェ市内へ近いところに、ぐっと小規模になりますが
サンタフェ空港があります。
LAからは本数は非常に少ないのですが、このサンタフェ空港へ直行便が出ているので、
今回わたしはサンタフェ空港へ乗り入れる小さな飛行機を利用しました。
ひとり旅をする時は、シャスタやセドナの時もそうでしたが、いつも現地の日本人の
ガイドさんを探してお願いすることにしています。 サンタフェ空港でガイドさんにピック
アップしてもらい、ホテルへまずは向かいます。
今回はまだまだ非常に寒い時期なので、どこにでも歩いていきやすい、便利な場所の
ホテルを選びました。 部屋には小さな暖炉もあって、なかなか快適でくつろぐことが
できました。
サンタフェらしい雰囲気いっぱいの部屋。
本当に勉強不足でうっかりしていたのですが、暖かいイメージのあるサンタフェですが、
ガイドさんのお話では、実は標高が富士山の5合目よりも高いところに位置するほど、
かなりの高地にあるとのこと。 なので初日は日ごろの運動不足もあってか、わたしは
ちょっと頭痛がしたり、息苦しい感じがありました。 空気が若干薄いのは確かだった
ようです。 でもちょっと情けないですよね。。
ホテルでしばらく横になって1時間ほど眠ったら、少しラクになりました。
サンタフェ市内には3つの有名な教会があります。 まずはそちらを順番に歩いて回る
ことにしました。
最初に向かったのはホテルからも一番近い、街のランドマーク的存在の聖フランシス
大聖堂。
スペイン人がサンタフェにまず最初にこの大聖堂を作ったというだけあって、堂々たる
風情で貫禄があります。
大聖堂の前庭には、聖フランチェスコの像はもちろんのこと、興味深かったのはネイ
ティブ・アメリカン初の聖人の女性像も置かれていたことです。
中に入ると、ステンドグラスから祭壇までかなり豪華な作りになっていて、さらにまるで
天上界から降り注いでくるかのような美しい賛美歌が神々しく響き渡り、一気に自分の
体が上に引っ張り上げられるようで一瞬目まいがするほどでした。
正面祭壇の右手奥のスペースには十字架のイエスの像が。
イエスの足元で涙を流し悲しみにくれるマグダラのマリアの姿に特に目を奪われました。
正面祭壇の左手奥のスペースには、聖母マリアのステンドグラスが。
わたしたちがよく目にする白っぽいマリア様とちがい、サンタフェのほうではこういった
姿で描かれるマリア像をたくさん目にしました。
またこの大聖堂では特にスタンドグラスから射し込む光と、そのカラフルな影の美しさに
すっかり魅了されてしまいました。。
思いがけず長くなってしまったので、他の2つの教会については次の日記でご紹介
します。
by ayalove343
| 2013-02-11 06:01
| 旅(海外)
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