わたしの原点

わたしはクリスチャンではありませんが、中学・高校とキリスト教系の女子校に通って
いたので、6年間毎朝礼拝の時間がありました。
生まれて初めて聖書というものに触れたわけですが、当然よく理解できないことも
あった中で、新約聖書に出てくるイエスのたとえ話がとても好きになりました。

放蕩息子の話が特に有名なのですが、当時中学生だったわたしの心に一番インパクト
があったのが、ルカによる福音書に出てくる二人の姉妹のお話です。
長くなりますが、皆さまにご紹介したいとおもいます。

 ≪ルカによる福音書 第10章38節~42節≫

一同が旅を続けているうちに、イエスがある村へはいられた。 するとマルタという名の
女がイエスを家に迎え入れた。 この女にマリアという妹がいたが、主の足もとに
すわって、御言に聞き入っていた。 ところが、マルタは接待のことで忙しくて心をとり
みだし、イエスのところにきて言った、「主よ、妹がわたしだけに接待をさせているのを、
なんともお思いになりませんか。わたしの手伝いをするように妹におっしゃってください」。 
主は答えて言われた、「マルタよ、マルタよ、あなたは多くのことに心を配って思いわず
らっている。 しかし、無くてならぬものは多くはない。 いや、一つだけである。 
マリアはその良い方を選んだのだ。 そしてそれは、彼女から取り去ってはならない
ものである」。



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この個所を初めて読んだ時、わたしはすぐに自分はマリアのほうだとおもいました。 
わたしもきっとこの場合、迷わずマリアと同じことをするだろうと。 でも実生活では両親に
常に周囲の人に十分すぎるほどの気遣いをするようにと厳しく言われていました。 
そしてそうするのがよいことなのだと、そうおもっていました。 
でも自分の正直な心の声に耳を傾けた時、わたしはもてなしにあれこれ心を配るよりも、
絶対に逃してはならないこの貴重な機会に、人生にとっての大切な真実の話を聴きたい
と、何よりも強く欲していることに気付くのではないかとおもったのです。

だからといって、人をもてなす心配りなどどうでもよいと言っているのではありません。
ただ人生にとって本当に大切なことを見失わないようでいたい、仮に人にどうおもわれた
としても、自分のハートが真に求めていることに対して正直でありたいとおもったのです。
そういった自分の心の質を強烈に認識させられたという点で、この聖書の個所との出会い
はわたしにとって、間違いなく生きる上での大切な原点のひとつになった気がします。



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≪おまけ情報≫ あのフェルメールがこの場面を描いた、初期の宗教画作品があること
を偶然知りました。 参考までにご紹介します。


http://www.salvastyle.com/menu_baroque/vermeer_christus.html
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Commented by yukistar88 at 2012-07-18 13:18
私も一時期、友人の誘いで教会に通っていたことがあって、神父が聖書を読みあげていましたが、ほとんど身に入りませんでした。
ルカによる福音書のステキなメッセージをありがとう!
マルタの発言、ありがちですよね。嫉妬の感情を感じます。
そうですね、私もセッセともてなすマメなタイプでもないのもありますが、
自分が本当に望んでいる方、その意志に従うでしょうね。
深いですね。ありがとうございました!
Commented by ayalove343 at 2012-07-18 13:48
Yukiさん、

硬い日記になりましたが、素直な想いをシェアしてくださってありがとう
ございます。 とても嬉しいです!

わたしも聖書のことなど日頃思い出すことはほとんどないのですが、
このところこの姉妹の話がなぜか時折頭をよぎるのです。
それでどの個所だったかも忘れていたので検索して探して、久しぶりに
聖書を開いて読んでみました。

すると、あ~、わたしは言われるがまま、そしてそうするほうが周りから
よく思われるという想いもどこかにあったのでしょう、ずうっとマルタの
ほうをやってきてしまったことに気付いたんです。

でもこの姉妹の話を改めて読んだ時、わたしはもともとはマリヤのほう
ではなかったか、そう、勇気がいるけれどもこれからは自分の正直な心
に従って生きていきたいなと、そういうあの頃の自分を取り戻したいなと
強くおもったので、それで思い切って書くことにしました。

このイエスの話はおそらくわたしたちの多くがどこかチクン、と感じるの
ではとおもいます。 どちらがよくてどちらが悪いということではなくて、
本当に大切なものは何かということを、改めて正直に観てみる小さな
きっかけになればとても嬉しいです。 
by ayalove343 | 2012-07-17 01:56 | 学び・気付き | Trackback | Comments(2)

地球ライフを愛するAYAが、世界のステキな場所や日々のくらしの喜び&しあわせなひとときを、写真をたっぷり添えてご紹介します。


by ayalove343